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2017年3月31日金曜日

明日4/1(土) 宮下公園つぶすな デモ

宮下公園騙し打ち封鎖強行に大・大・大抗議!
もう花見もできないの?
公園つぶすなんてウソでしょ?!
渋谷区都計審は新宮下公園整備計画を認めるな!

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宮 下 公 園 つ ぶ す な デ モ !
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2017年 4月1日(土)午後2時
宮下公園 新階段下(交差点)集合・出発 ※集合場所が変更になりました

デモコース: https://t.co/HlCK0ajN27
宮下公園交差点→明治通りを原宿方面へ→神宮通公園手前を左折→ガード下→美竹通り右折→宮下公園陸橋下→宮下公園交差点→明治通りを原宿方面へ(もう一周)→神宮通公園手前を左折→タワーレコード前→渋谷駅ハチ公交差点左折→宮益坂下交差点左折→宮下公園前→美竹公園・渋谷区第3庁舎前ゴール

主催:夜間施錠よなよな阻止行動(よなこ)
賛同団体:のじれん・渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合、宮下公園ねる会議、2016-2017渋谷越年越冬闘争実行委員会

3月27日朝、渋谷区はなんと抜き打ちだまし討ちで宮下公園を全面封鎖しました。降りしきる雨の中、野宿の人たちが園内にいることを知りながら、宮下公園の周囲全域を封鎖し
て3メートルの鋼板パネル設置の大工事を強行!駆けつけた人を不当にも逮捕!公園も渋谷駐車場もその日の朝に供用停止、利用者への事前周知も工事看板も一切ナシ。暴挙につぐ暴挙です。これが行政のやることか!?
宮下公園は野宿の仲間が脈々と命をつないできた場所であるとともに、渋谷区による無謀な再開発、ジェントリフィケーションの舞台となってきた場所です。1964東京五輪で地上2階の公園に改造、2010年にはグローバルスポーツ企業・ナイキとのネーミングライツ協定を理由に野宿者排除の代執行、地方自治法違反のナイキパーク化工事が強行されました。2011年リニューアル後は、東日本大地震という大災害を経てもなお夜間施錠で利用者を締め出し、2013年には警察を動員して越年越冬闘争を
実力排除するなど、常軌を逸した排除が繰り返されてきました。
そして現在、渋谷区は、宮下公園を丸ごとデベロッパー三井不動産に事実上売り渡し、2020東京五輪に向けショッピングモールと17階建のホテルに改造する新宮下公園整備事業をすすめようとしています。渋谷区都市計画審議会(都計審)はこの都市計画について2月、賢明にも「社会的な注目があるから慎重に」と結論を先送りにしました。都市計画は承認されていません。にもかかわらず「準備作業」と称して渋谷区は公園を全面封鎖、行政手続きを無視した公園つぶしをやってのけました。都計審はこんなやり方、絶対に認めさせてはなりません。

宮下公園ナイキ化の首謀者でもある長谷部健渋谷区長は、差別や偏見のない「ダイバーシティ」まちづくりを謳いながら、野宿者との対話を拒否し続けています。渋谷はあちこちで再開発が進み、誰でも使えていた施設が利用者を選別する場所にどんどんつくりかえられています。こんなこと許していたら、貧乏人の居場所は奪い尽くされてしまいます。
宮下公園つぶすな!封鎖をやめろ!公園を奪うな!野宿者を追い出すな!貧乏人を閉め出すな!ショッピングモールもホテルもいらない!寝場所をよこせ!都計審は新宮下公園計画を認めるな!
 渋谷区行政に抗議の声を!
宮下公園を取り戻そう。ともに声を上げましょう。

※デモ後、よなこ企画あり。引き続きご参加を
※渋谷区都市計画審議会は 一週間後の4月7日(金)13時半~(商工会館)に開催、ご注視を!

渋谷区立宮下公園の全面封鎖に対する緊急抗議声明

2017年3月27日、宮下公園は約3メートルの鋼板によって全面封鎖されました。
宮下公園では、昨年末より多いときで小屋を持たない野宿者が20名以上寝ており、封鎖の行われた27日も私たちが確認できただけでも9名の野宿者が園内に泊まっていました。
渋谷区は早朝より封鎖作業をはじめ、おびただしい数の職員・警備員・警察官によって朝9時頃から利用者の入園を認めませんでした。
野宿者・利用者に対する事前予告なしの抜き打ち・だまし討ちの封鎖でした(注1)。
園内にいた複数の野宿者は冷たいみぞれの中、追い出されました。雨がやむまで待ってほしい、と要求した一部の野宿者については、工事内容の説明もせずにフェンスで周囲を囲った上で、福祉課の職員がドヤの宿泊を打診しました(注2)。移動の自由を奪い、追い出しと一体になった福祉のこのようなあり方は人間の尊厳を踏みにじるものでしかありません。本来、追い出しに人権的観点から抗議すべき福祉行政が渋谷区では追い出しの尖兵になっています。
これらの野宿者は福祉の打診を断り、昼過ぎまで抗議の意志をもって公園に残りました。
突然の封鎖に抗議し、公園内の人たちに会うことを求めた支援者には、警察を動員し1名を逮捕するという形で排除しました。
園内にいた(供用停止の場所になっていない階段部分も含め)支援者に対して、渋谷区は職員や警備員で取り囲んで身動きをさせず、15時間以上にわたって園内の水飲み場・トイレを使用させない、という人権無視の姿勢でした。
園内にとどまった野宿者・支援者が園外と一体となって行った、区長への面会と雨がしのげる継続的な寝場所を求める交渉は深夜にも及びました。
最終的に、吉武公園課長が今後の寝場所を渋谷区の公共地にもうけるように総務部と責任をもって交渉するとの約束をマイクで公言しました。
一方、公園内にあった寝るために必要な毛布などの受け渡しは渋谷区の都合で遅滞し、深夜1時すぎになりました。朝9時に「荷物はすぐに渡すから」と公園を出された人にとっては、荷物返還を要求してから12時間以上が経過していました。

以上が私たちの経験した3月27日の宮下公園での暴力的な排除の概略です。
現在、渋谷では駅周辺をはじめとする「100年の計」と言われる再開発が進み、夜間眠れる場所が奪われています。一方で、新たに野宿に至る人が減ることはありません。そのような状況下で、三井不動産による、そしてオリンピックのために渋谷区が推進する新宮下公園等事業は、初動において野宿者の排除を行いました。それは、同事業が公園の持つ人権を擁護する公共性を無視し、利用者との合意に基づかない商業的な論理に貫かれた暴力的なものであることを象徴的に表しています。
渋谷区行政は、近年一貫して野宿者を排除してきました。
長谷部健区長は、議員時代にナイキと渋谷区を結びつけ、宮下公園の改造を実現した張本人です。2010年宮下公園で野宿者を排除した渋谷区は、国家賠償裁判において敗訴しました。当時の桑原区長の後継者として長谷部氏は2015年に区長になりました。
長谷部区長は宮下公園において2回にわたって野宿者排除をしたことになります。
区長の提唱しているダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂)が、実態を隠蔽する表面的な題目にすぎないことは明らかです。
28日朝、移転先の公共地で渋谷区が工事を始めようとしました。担当課長が工事内容の説明を拒否する中で、野宿者の一人が逮捕されることになりました。また、悪天時の寝泊まり先として要求してきた場所に渋谷区はプランターを設置しました。しかし、宮下公園から排除された野宿者は、なんとか寝場所を確保するために行動しています
私たちは、渋谷区、長谷部区長、三井不動産に対し満腔の怒りをもって抗議します。

寝場所を返せ!
宮下公園を返せ!
渋谷区は野宿者排除をやめろ!
三井不動産は新宮下公園事業を取り下げろ!
長谷部区長は、いますぐ私たちとの話し合いに応じろ!

注1 園内の毛布倉庫、ダンボールなどに公園課が撤去の警告を連日貼っていました。3月25日付けの警告は、撤去期限を4月6日としています。また、3月24日に開かれた区民環境委員会で、新宮下公園事業について聞かれた公園課長は、設計が終わり次第工事に着手する、と回答していました。現在、新宮下公園は設計どころか都市計画すら決定していません。
注2 渋谷区の福祉が利用している宿泊所などの施設の多くは、東京都が定めた「宿泊所設置運営指導指針」に反しています。また、宿泊所は、門限、人間関係、大幅な保護費の天引き、二段ベッドが並んだ狭小な居室などのため、退出する人が多いのが現実です。

2017年3月30日
宮下公園ねる会議
夜間施錠よなよな阻止行動
2016-2017渋谷越年越冬闘争実行委員会
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合



【抗議先】
◆渋谷区役所(代表):TEL 03(3463)1211
             FAX03(3548)4900
◆長谷部健渋谷区長 区長室:TEL 03(3463)1290
◆区長への手紙:〒150-8010 渋谷区渋谷1-18-21
◆渋谷区長宛て ※区施設に専用封筒(切手不要)専用 FAX03(3548)4900

 ●●毛布・現金カンパのお願い●●
宮下公園を排除された野宿者および周辺の野宿者のための毛布や食料購入費が底をついています。毛布・現金のカンパをお願いします。
「カンパ送り先 郵便振替口座 00160‐1‐33429 のじれん ※〈ねる会議カンパ〉とお書きください」
連絡先 08025205487(宮里)


2017年3月28日火曜日

3月27日、宮下公園完全封鎖、非道!

27日朝9時、宮下公園は渋谷区によって、野宿者を排除して、高さ3メートルの鋼板によって完全閉鎖されました。
圧倒的に非人道な行いです。渋谷区は利用者に対して閉鎖の周知も行いませんでした。
まさに抜き打ち、だまし討です。
また、公園内に残った野宿者や支援者に対して、公園内のトイレを15時間以上にわたって利用させないなど人権侵害も行いました。ちかぢか渋谷区に対する声明を発表します。



2017年3月25日土曜日

ナイキと渋谷区が協定を解除??

ナイキと渋谷区が締結している「渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定」が解除される公算が高いようです。同協定は、2010年4月1日から2020年4月1日までが契約期間です。
ネーミングライツにもかかわらず、ナイキジャパンは2010年10月<「宮下公園」の名称はこれまで通り「渋谷区立宮下公園>とプレスリリースし、2011年4月オープン直前に、ひらがなの「みやしたこうえん」に変更しました。公園改造や野宿者排除の不当さを問う運動や良識ある声が高まったために、公園にナイキの名前をつけることができなくなったのです。さらに、宮下公園の国家賠償請求裁判の判決では、同協定は議会の承認もなく競争入札も行っていないとして地方自治法違反であると明確に断罪されました。
そのような中で、ナイキと契約期間であるはずの渋谷区は三井不動産と新宮下公園計画を進めています。
耐震に問題があることが明らかになっているにもかかわらずナイキに公園をリニューアルさせ、完成してすぐに、耐震補強するのにお金がかかるということで三井不動産に公園を更地にさせて商業ビルの上に新宮下公園を作らせるという渋谷区の施策の先見性のなさ一貫性のなさは目に余ります。
一貫しているのは、公園の公共性に対する認識の低さ、安易な商業主義、野宿者に対する人権感覚欠如などマイナスのことだけです。すべてのゴタゴタの源泉は、このような渋谷区の態度にあると言えます。

渋谷区の言い方では、宮下公園について「和解」したということです。つまりは、ナイキとトラブルがあったということになりますが、説明会でナイキとの関係を質問されたとき、渋谷区はきちんと説明をしませんでした。協定書によれば、どちらかが各条項に違反した場合は解除することでき(14条)、解除を申し入れした方は相手側に損失がうまれてもその賠償をしない(15条)としています。
情報通の話では、ナイキは社長が変わって、命名権料(年間1700万円)を払っていることに文句を言っていたということです。
協定の解除手続きについては、3月31日、本議会に議案提出後に区民環境委員会に付託し、31日すぐに同委員会を臨時招集し採決を行う見通しです。しかし、議案の提出を区長部局がまだ検討中とのことです。
協定を結ぶ時に議会にかけなかったのに、なぜ解除する時だけ議会で採択するのだという意見もあり、もめているという話も聞きました。渋谷区は、地方自治法違反は確定していないというあり得ない見解を固持しているために、議会にかけることによって地方自治法違反を肯定することになりかねないと悩んでいるのでしょうか?
いずれにせよ、身から出た錆です。

渋谷区とナイキの間でのトラブルが何らかの合意に達したということは確かですが、それが、単なる協定の破棄なのか、ナイキ側が何かおみやげをもらうことになったのか、まだ分かりません。議会・委員会の動きを含め、強く注視していく必要があります。

法律違反でもある協定が解除されるのは当然で遅すぎますが、それが新宮下公園を推進させるものであったり、ナイキに別の形の利益をはかるものであってはなりません。
ナイキの公園も、三井不動産の公園も、「公園の軽視」「安易な商業主義」「野宿者への敵視」の上に成り立っています。破綻をきたしている渋谷区の公園行政の愚行を座視するわけにはいきません。
ナイキ撤退を新宮下公園計画破棄につなげていきましょう!