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2018年12月23日日曜日

生き抜くことがたたかいだ!2018-19 渋谷越年越冬闘争にご支援を

今年もまた厳しい冬がやってきます。年末の区役所閉庁期間、路上での生活を余儀なくされている仲間たちの、仲間たちによる共同野営・炊事の取り組みを行います。今年も皆で寄り添い、映画・紅白上映、もちつきなど、公園でささやかながら、あたたかい年越しができるよう準備を進めています。
2017年3月に宮下公園を閉め出されて以降、野宿の仲間たちによる新たな寝場所獲得の試み、ねる会議呼びかけの三井不動産抗議行動、2年前の明治公園オリンピック強制執行の不当性を問う国賠訴訟、毎週欠かさず続けている共同炊事と、再開発いちじるしい渋谷で厳しい状況にもめげず2018年も様々な活動に取り組んできました。
そして今、渋谷区新庁舎オープンと仮庁舎の大幅な機能縮小が年明け1月15日にせまる中、これにともなう野宿者追い出しをさせないための交渉に取り組みつつ、いよいよ越年越冬に突入します。生き抜くことがたたかいだ!仲間の命は仲間で守る! 
圧倒的なご支援・ご注目をよろしくお願いいたします。

2018-19 渋谷越年越冬闘争実行委員会(越冬実)

●越年期間
2018年12月28日(金)~1月4日(金)早朝  渋谷区立・美竹公園
※渋谷区、渋谷警察署などが妨害してくる可能性があります。ぜひ美竹公園に足を運んでください。美竹公園は渋谷駅徒歩8分、渋谷区仮庁舎(第3庁舎)前です。
※越冬実の取り組みは3月まで続きます。

●物資カンパ希望
毛布(洗濯済みのもの)、寝袋、テントマット、カイロ
※集団野営に使用後、希望者に配布
防寒着、靴下・肌着(新品)、長袖Tシャツ、ズボン、タオル、石けん・ひげそり・歯ブラシ
※衣料分配にて配布
インスタントコーヒー、砂糖・しょうゆ・味噌
※共同炊事にて使用

越年期間中の、12月28日-1月3日に美竹公園へお持ちいただくか、送付にてお願いしたくよろしくお願いいたします。
※12月28日12時から、他日は15時から、美竹公園内受付で受け取れます。送付の場合は、時間指定をお願いいたします。

送り先住所 :  東京都渋谷区渋谷1-18-29 美竹公園気付 渋谷越冬実
(1月3日以降 東京都渋谷区東1-27-8-202号室 のじれん気付) 

●現金カンパ送り先
郵振口座 00160-1-33429 のじれん(「越冬カンパ」とお書き添えください)
※発電機、テント、暖房器具のレンタル代、食材・物資購入に充てます

[問い合わせ先]090(2644)3933

2018年10月29日月曜日

10月25日(木)渋谷区にあれこれ質問してきました


渋谷区側の出席者:(写真左から)
公園プロジェクト推進担当・藁谷課長、
土木部管理課・吉武課長、
庁舎プロジェクト推進担当課・田山課長、
緑と水公園課・石川課長


朝11時、渋谷区の関係部署の役人がせいぞろいしたところで、まずは新宮下公園について苦情。「竹中工務店にお渡しした申し入れ書を三井不動産がつき返してきた。おかしいぞ」「建設ヤメロ」とあらためて申し入れを行い、工事の進捗状況をたずねると、藁谷課長「詳しくはワカンナイ」「見た感じ、いま床つくってるんじゃない?」、住民訴訟を起こされてることについても「特に意見はナイっす」と相変わらずヘラヘラした態度だった。

次に、年明け2019年1月に予定されている渋谷区役所のひっこしについて、田山課長に根掘り葉掘り質問。メインのひっこし作業は1月12~14日の三連休。第1庁舎は残し、生活福祉課はそのまま、第2庁舎などにある中央保健相談所を1庁に移す。第2・第3庁舎はリース会社に借りている(解体費用込み)、移転終了後に撤去となるが、年度を越えるかも。時期は決まっていない、との回答。
第2庁舎敷地の所有者・東京都との協議は「私はリース終了までの担当ですので」、美竹公園をどうするかについても公園課の石川課長が「まったくの白紙」「更地になってやがて返ってくるということしか分かっていない」と。まだ何も決まっていないのはおかしくないか?また隠してない?との質問に、「公園として元の敷地を確保しなければならないという事は、トップに確認しています」と回答。解体工事中もいまの美竹公園を存続するのか聞くと「それが出来るのが一番いいですね」「公園は当然使っていただけないといけない」「ただしどうしても安全を考慮して少し狭まるかも知れない」「公園全体を囲って工事、というのは現時点ではまったく考えていません」とのこと。
とはいっても約束破りは渋谷区の常套手段。これ以上公園を使えなくするのは絶対にやめてほしい、影響のない解体計画にしろ、これまでのようにいきなり工事を始めるとか絶対にナシだ、継続して話し合いをきちんと行なうよう、強く申し入れた。田山課長も「渋谷区全体にかかわることですので責任を持って伝えさせていただきます」とのこと。田山課長も石川課長も、藁谷課長に比べればそりゃあ丁寧ではあるものの、肝心なところでは自分は明言できる立場にナイからうんぬんと、なんとなく逃げ腰。しっかり頼みますよ!
ちなみに出来立てホヤホヤの渋谷区新区庁舎、19日付『都政新聞』によればいま世間を騒がせている「KYB問題」でなんと、KYB子会社が製造した免振ダンバー4本を使っていることが判明したようだ。「不適合かどうかは確認が必要」「速やかに安全に開庁できるよう、(KYBに)対応を求めていく」(庁舎建設室)らしい。ほんとに移転できるのか?
そして、土木部管理課長主管にちゃっかり昇進していた吉武課長に、美竹通り高架下にプランターが置かれ監視カメラが設置されたことについて質問。貴重な寝場所がまた奪われていることについて問うと、「福祉がきちんと対応した結果、場所が空いたのでプランターを設置して環境改善をしました」と、とうとうと述べる吉武課長。陽の当たらないところに花を植える理由は?枯れるだけだろうと言うと、「植物があった方が快適な歩行空間になるかなと思いまして~」とややシドロモドロ。プランターを置くのはよくて人は居ちゃいけないのか?排除プランターではないのか?撤去しろ!と徹底追及。「分かりました、次の質問は?」と、分かったのか分かってないのか分からない相変わらずのテキトウな対応だった。

ほか、神宮通公園の一向に始まらない植栽工事について、補植して緑を増やす、これから設計作業に入りますと石川課長。では、何で今まで囲っていたんだ?スカスカに刈り込んでおきながら今度は植える工事?これも野宿者排除ではないのか?掃除も手抜きしてないか?と追及、抗議した。
このかん明らかに渋谷の街中から公共スペースが削り取られてきているのは誰の目にも明らかです。あらためて交渉の場を持ち、しっかりと追及していきます。

2018年9月16日日曜日

公園はショッピングモールの屋上、その横にホテルだって!? 渋谷区、三井不動産による「新宮下公園等整備事業」に反対! 9.13ハチ公前情宣、雨ニモ負ケズやりました!

 渋谷区が三井不動産をパートナーに選び、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催をもにらんで進めているのが「新宮下公園等整備事業」です。公園の商業施設化、持てる者による公園の私物化など認められません。いうまでもなく、公園はみんなのもの。さまざまな理由から住まいを失った野宿者の「避難場所」でもあるのです。

 渋谷区、三井不動産は「新宮下公園等整備事業」を即刻中止しなさい! これまで私たちは、渋谷区に三井不動産にこう訴えてきました。が、渋谷区も三井不動産も私たちの声に真しに耳をかたむけたことはありません。三井不動産に至っては、私たちの申し入れ書すら受け取らない始末です。

 そんななか、先月10日、渋谷区民、渋谷区議が原告となり渋谷区を相手取って「新宮下公園等整備事業」に異議を唱える住民訴訟を起こしました。この「事業」を始めるに当たり、渋谷区は三井不動産に、宮下公園の土地をそれはそれは安く貸し出しました。これを区民の損失額として計算すると、実に220億円にも上るとのこと。長谷部区長は責任を取るべし、と求める訴訟です。公園を野宿者はもちろん誰でも利用できる場所ではなくしてしまう「事業」である点についても、「地方自治法」などからハッキリ違法と主張していく訴訟でもあります。
 ほかにも、提訴というかたちではないにしろ、この「事業」に反対する渋谷区内のグループが新たに活動を開始したと聞きます
 そう、私たちの仲間が増えてきたのです!

 ハチ公前で情宣をしていると、若者からこんな声が寄せられました。「おれ、宮下(公園)大好きだったんすよ、みんなでたまれるし」「今、駅の近くの公園って美竹(公園)しかないじゃないすか、でもあそこせまくて…」 この若者は「しょうがないから、おれたちハチ公前でたまってんすよ」とも。また「36年渋谷に住んでる」という方は「渋谷区ってヒドいのよねえ、宮下公園の工事もダメよね、あなたたちガンバって!」とエールを送ってくださりました。

 私たちの居場所をうばうな! 宮下公園をかえせ! さらなるたたかいをともに!

(宮下公園ねる会議)

2018年9月14日金曜日

《 2018 渋谷秋まつり 》開催!

2018年9月15日(土)夕方 より20時まで
場所  美竹公園(渋谷駅から5分、明治通り→美竹交番・渋谷区仮庁舎隣接)

渋谷の野宿者・支援者のみんなでつくるお祭りです。お金がなくても楽しめる祭りをめざしています。

受付にて、「ミャア券」2枚つづり=100円
をご購入ください。アルミ缶15個でミャア券2枚と交換することもできます(3口=45個まで)

※缶ビール等、酒の持ち込みはご遠慮ください。飲酒は、実行委で用意する 焼酎水割り のみとします。どうしても他の酒を飲みたい方は、会場外にてお願いします。
※写真・動画の撮影は原則おことわりします。ご協力お願いします
※セーファー(より安全安心な場づくり)の取り組みを行なっています。受付にてチラシをお配りしますので、必ずお目通しをお願いします。
※インスタントコーヒー、現金カンパ、大歓迎です!
※雨天荒天、台風の場合は、翌週9月22日(土)に開催します。

主催・2018渋谷秋まつり実行委員会

TAKE BACK Miyashita Park!


2018年8月20日月曜日

渋谷区が宮下公園を時価の約2分の1で三井不動産に提供!?区民・区議が住民訴訟!

8月10日、渋谷区民と渋谷区議が新宮下公園等整備事業を進める渋谷区に対し、住民訴訟を提起し、司法記者クラブで会見を開いた。
2015年12月、渋谷区議会は、宮下公園の土地を30年間、三井不動産に貸し出す基本協定を可決した。賃貸料は三井不動産の提案額である235億2100万。一方、同年7月に行った渋谷区不動産鑑定は215億6200万円。鑑定額よりも提案額が高いというのが賃貸料の根拠だった。しかし、原告の話では、渋谷区不動産鑑定のうち、ホテル部分は鑑定業者に依頼しておらず、区職員による見積額だという。公園敷地を外すことでホテル建設をするのが、渋谷区の既定方針であった時期で、疑問の多い鑑定依頼である。また、公園をつくることが、三井に制約になるとして鑑定額は不当に低く抑えられているという
さらに、オリンピックを控え、同地は年率10%ほど地価が上昇しているにもかかわらず、定期借地権契約を三井不動産と締結した2017年6月において、渋谷区は約2年前の額を踏襲した。

そこで原告が新たに不動産鑑定してみたところ、驚愕の数字が出てきた。
447億4500万円。
三井不動産の提案額(定期借地料)との差額は219億9880万円になる。

その差額が渋谷区民の損失であるとして、原告は渋谷区長を訴えている。
また、宮下公園が行政財産から普通財産に合理的理由もなく変更された点、今回の事業で公園の価値が失われる点も裁判の争点にしている。公園の価値として、野宿者と支援者の活動拠点があることも原告は会見の中で述べていた。
渋谷区民の方は、「保育園などならまだ分かるが、ホテルは区民が使う施設とは違う。なぜ、そんなものを公園だった場所に作るのか。議会がまともに機能していないから、裁判で白黒つけるしかない」と憤っていた。弁護士は「PPPという手法は、税金を使わないからいいじゃないか、となりやすいが、議会にも市民にも情報が開示されない。そして、企業が大もうけをする」と制度の問題を指摘した。区議は「事業者の計画を進めることありきとしか思えない」と同計画を批判した。

裁判の行方を注視したい。
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「公有地の大安売りだ」渋谷区を提訴~宮下公園再開発 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2294


2018年6月11日月曜日

5/31 宮下公園をかえせ!三井不動産抗議デモ 6/16月着工やめろ!宮下公園前抗議アクション



日本橋。三井不動産のビルが立ち並び、ピカピカの三井本社タワーがそびえたつ。その真ン前で「宮下公園をかえせ!野宿者差別を許さないぞ」とデモをやってきた。昼休みでランチに出かけるサラリーマンも買い物客もビックリだ。


デモの後、三井不動産本社に申入書を持っていったが、警備員軍団ががっちりブロックし商業施設部分にすら入れない。ならば取りに来い、ランチしながら待ってるぞと正面玄関前でどかっと座り込みメシを食った。イカ炒めに山盛りおしんこの、名付けて「三井タワー丼」を食らってやった。美味かったぞ!



そして翌6/1(金)は朝9じに集合し、宮下公園工事現場の前で「6月着工やめろ」と抗議アクション。明治通り沿いに長い布を広げ「公園で金もうけするな」と書いた新しい横断幕を制作、工事ゲート前にかかげて大々的にアピールしてやった。工事をやっている竹中工務店はコソコソ隠れて出てこない。ふざけた話だ。傍観してばかりの渋谷区公園課にも申入れをした。公園の重要な部分について何も決めずに着工するとは本当におかしな話だ。引き続き抗議していこう。


We don't want your NEW MIYASHITA PARK!




2018年5月24日木曜日

5/14 新宮下公園整備事業反対!三井不動産抗議行動ほうこく

 雨の日も風の日もカンカン照りの日もこの1年、毎月13日(たまに31日)、三井不動産に申入書を届けるため取り組んできた三井行動。申し入れ内容は「宮下公園の解体工事を中止せよ」というものだったが、その解体工事もすっかり終盤。三井不動産が「野宿者・支援者からの申し入れは受け取らない」と差別まるだしで受け取りを拒絶、郵送しても封も切らずに送り返す・住民説明会からも実力でシャットアウトなど強行姿勢で排除を繰り返したせいだ。宮下公園はすでにさらさらの更地にされ、この6月からとうとう巨大ショッピングモールと18階建て高層ホテルの建設に着工するというのだから、本当にふざけた話だ。いいかげんにしろ!これが申入書を受け取る最後のチャンスだぞ!ということで、5月14日(月)、東銀座の三井不動産アーバン事業部のあるビルへみんなで行ってきた。総勢20名。こちらは紳士的に受付に行こうとしているのに、ガードマンがまたしても私たちの行く手をさえぎり、自動ドアを締め切りにして通さない上、三井不動産担当者に引き継ぎすらしない。しょうがね~な~じゃあそっちから取りに来い、少しだけ待ってやるからと、門前にブルーシートを颯爽と広げ、みんなで座り込む。慌てて駆け寄ってくるガードマン。「三井不動産は申入書を受け取れ!」と次々とマイクを回して、ビルの外から話しかける。「座り込め~」と歌い出す仲間、「待つわ」のメロディを奏でる「もらい隊」、ついでに新曲の練習もしたりして、昼まで少々待ってやったものの、とうとう三井不動産担当者は出てこなかった。こちらの堪忍袋の緒も完全に切れた!というわけで、お昼どきの三井不動産前でビラまきとアピールを大々的にやり、次回は三井不動産本社に向け白昼堂々デモで訴えるぞと通告してこの日の行動を終えた。市民メディアの「アワプラネットTV」が取材に来て、その日のうちに記事にしてくれた。野宿者を排除して金儲けをしようとする三井不動産、許すまじ!