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2017年7月31日月曜日

宮下公園整備事業準備室が差別発言

宮下公園整備事業準備室なるものがある。三井不動産に宮下公園のことについて尋ねると、ここから折り返し連絡がくる。しかし、同準備室がある場所も、運営しているのが誰なのかも答えようとしない謎の多い組織である。判明したのは、同準備室の宮下公園担当というオノ・ムラタ両氏とも三井不動産の社員ではないということだけだ。わたしたちは三井不動産の人間と話しているつもりだったので、これには驚かされた。竹中工務店なのかも答えようとしない。
同準備室のムラタ氏と電話でやりとりしている中で、ムラタ氏が「野宿者やその支援者からの申し入れは受け取りません」と発言した。その前後のやりとりは以下である。
---「(3月27日宮下公園に)鋼板たてているのはあなた方でしょ」
ムラタ「うーん、難しいところですね」
---「難しいではなくて、はっきりしているでしょ」
ムラタ「鋼板たてたことが、あなたに何かご迷惑かかったたんですか?」
---「ぼくたち、会としてしゃべってしているんですよ」
ムラタ「どちらの」
---「宮下公園ねる会議」
ムラタ「はーん、ご趣旨は?」
---「もともと宮下公園で住んでいる野宿の方と一緒に」
ムラタ「宮下公園に住んでいる?宮下公園って公園ですよね」
---「そういった方々と一緒にやっている活動です」
ムラタ「宮下公園の利用者ということですか?」
---「利用者ともいえます」
ムラタ「利用者ですよね。住んでいるなんてことはおかしいですよね」
---「あなた、公園の事業をやろうとしている人にしては認識が低いと思うけど、日本の大都市の公園で野宿の方が住むという実態はあるわけですよ
ムラタ「実態はあるんでしょうねぇ。住んでいるというか、いるんですからねぇ」
---「だから、そういう方々と一緒にやっている活動。で、あなた方が3月27日にたてた鋼板によって被害を被っています」
ムラタ「被害。ほーなるほど」
---「だから、そういったことについての申し入れはしたいわけ」
ムラタ「うーん、受け付けません」
---「それは何でですか?」
ムラタ「はい、受けません。必要がないからです」
---「必要がない理由を言ってください」
ムラタ「わたしどもとしては、必要がないとしか判断のしようがない」
---「どうして?」
ムラタ「今、うかがった会として、●●様が条例に基づく近隣の対象外であるということですね」
---「ぼくがさきほどから説明したところは、近隣だからという話ではないんですよ」
ムラタ「あくまでも条例というものがありまして」
---「いいですか、あなたがた建てた鋼板によって被害を受けたんだと主張したわけですよ」
ムラタ「それはわたしどもとしては、被害を与えたという認識ございません」
---「それは改めてほしい」
ムラタ「それは改められる内容だと思いませんし、それは認識のちがい」
---「あなた、よく分かってないだろ」
ムラタ「よく分かっている分かってないじゃなくて、認識のちがいですから、それはちがうところでお訴えをなされたらいかがですか?」
---「認識のちがいって、あなた、今、状況を把握したばかりじゃないの」
ムラタ「あなたがたは、以前の宮下公園で寝泊まりをしていたその権利を主張されているわけですよね」
---「権利も主張しています」
ムラタ「それは違うところでご主張ください」
---「なんでですか?」
ムラタ「わたしどもはそういった主張を受け入れる部署ではございません」
---「主張といえばそうだけれども、あなたがた、まさに今から新宮下公園つくろうとしているんでしょ」
ムラタ「いえいえ」
---「かつ、あなたがたが立てた鋼板で追い出されたんだよ」
ムラタ「そういう認識はないので」
---「認識してくださいよ、ちゃんと。認識が足りないんじゃん、あんた。いい加減にしてください」
ムラタ「いい加減にはできません。失礼なこと言わないでください」
---「失礼なことは言っていない」
ムラタ「難しいようでしたら、お電話を切らせていただきますけれど」
---「難しくないよ」
ムラタ「そうですか。どうぞ」
---「申し入れしたいというのを、、」
ムラタ「お断りしていますよね。そういった団体の方からの申し入れは受け付けません。以上です」
---「そういった方って、どういった方ですか?」
ムラタ「今、お話されましたよね。ご自分たちの団体の趣旨を」
---「言いました」
ムラタ「ですので、そういった趣旨の方からの申し入れ書は受け付けませんというのが回答です」
---「では、あなたの答えたのは、野宿者あるいは野宿者の支援をやっている団体からの申し入れは受け付けないとおっしゃったわけ?」
ムラタ「はい、そうです。おっしゃるとおりです」
---「これ録音してますよ」
ムラタ「間違いない認識です。はい」
---「じゃ、あなた方は、はっきり言って差別だよ」
ムラタ「それを差別というのか区別というのか、ちょっと私も分かりませんけども。回答としては、今のでけっこうです」
---「けっこうなの?」
ムラタ「はい」
---「あなた、この」
ムラタ「回答しましたので、次に行ってください」
---「あなたは、宮下公園整備事業準備室の宮下公園を担当する方ですよね?」
ムラタ「さようでございます」
---「その認識を述べちゃったわけですよね」
ムラタ「そうですね。準備室としての見解です。正式な」
---「野宿者および野宿の支援する人からの申し入れは受け付けない」
ムラタ「はい」
---「そうなんですか?」
ムラタ「はい」
---「これ、すごい社会的問題になると思う」
ムラタ「どうぞ、けっこうです」
---「どうぞなの?」
ムラタ「それが、わたくしどもの正式な回答ですから。他のことございますか。承ります」
---「はぁ。ひどいね。ひどい差別だと思うよ。それは指摘しておきます」
ムラタ「どちらに。どちらに指摘しておくんですか?」
---「あなたに指摘したんです」
ムラタ「ああ、分かりました。甘んじて受けさせていただきます」

2017年7月30日日曜日

三井不動産が申入書の受け取りを拒否!

7月25日、わたしたちは三井不動産の商業施設本部まで申入書提出に行きました。しかし、三井不動産のビル管理をしているという総務部の人間が出入り口で立ちふさがり、ビル内に入れません。
総務部の人は、名前・役職も名乗らず、申入書は受け取れない、商業施設本部アーバン事業部から指示を受けていると傲慢に繰り返すばかり。
わたしたちが理由を尋ねると、個人からは受けるが団体は受けない、等、理解ができないことを言います。
通報したのか警察官たちもやってきました。
交渉の結果、やりとりの中での以下の質問は商業本部に伝えると言いました。
1、会えない理由は何か
2、申入書は今後も受け取らないのか、その理由は何か
3、団体・個人で対応がちがうのはなぜか
4、宮下公園公園整備事業準備室、というのは、どのような人たちで作られた組織なのか
5、8月1日の解体工事をすでに始めている理由は何か
申入書の質問も併せて伝えてほしい、と読み上げようとすると、それは伝えません、と繰り返し妨害する。一体、なにをそれほど警戒しているのか、不条理劇さながらの展開に唖然とする。
わたしたちは沿道でマイクを使って、三井不動産の事業、そして対応の不当さを訴えました。200枚のビラは飛ぶようになくなり、関心の高さが伺われました。
渋谷区と三井不動産が締結した基本協定において「事業者は、本事業が公共性及び公益性を有することを十分理解して実施する(第5条)」とあります。
三井不動産には、公共事業に関わる自覚がみじんもありません。企業としての説明責任を果たそう、問題を直視し解決しようという姿勢も全く見られません。
わたしたちは、これからも三井不動産に対する追及を続けようと思っています。ご注目ください。



2017年7月29日土曜日

7月7日付け長谷部健区長より回答について


わたしたちが、6月26日に手交した「抗議及び質問及び要求」について、7月7日付けで長谷部健区長より回答がきた。


●面談要求への回答について
区長の回答は、これまでの多忙を理由にしたものではなく「関係団体へ直接お会いすることをお伝えしてきたところですが、これまでお断りになられてきた経緯があります」とある。意味不明である。たしかに、わたしたちと協力関係にある団体が2015年に区長からヒヤリングや面会の要請を受けたが、その団体が趣旨を聞き日程調整を求めたところ、区長に無視されたことがある。そもそも、区長が会うことを求めてきたのならば、わたしたちの面談要求について諸手をあげて喜ぶべきだろう。わたしたちやわたしたちの協力関係にある団体は、昨年末から一貫して区長との面談を要求しているのである。

●「抗議」への応答がないことについて
長谷部区長は、わたしたちの文書における「抗議」の部分について何らの回答も行っていない。「抗議」は、区長本人の発言に対して行ったものであるから、第一に応答があってしかるべきである。応答しないのなら、抗議内容を認めたということになる。「質問」の部分は、区長と面談する際に、抗議への応答のみならず、それの前提となる事柄もやりとりできるように事前に示したものである。長谷部区長回答は、「質問」のみに答え、「抗議」への応答がないことでも、不十分なものである。

●質問への回答について
Aの野宿生活者の社会的背景について「複雑な背景」とだけでは答えになっていない。複雑な背景について、長谷部区長はどのようなものがあり、それについて、どのように考えているのかを質問しているのである。現在の政治・経済をどのように認識しているのか答えられないようでは、政治家とは言えない。
Bの民間支援団体の活動についても「独自」とだけでは回答になっていない。そのような活動の意味・位置づけを行政がどのように考えているのか誠実に回答すべきだ。
Cの3月27日野宿生活者追い出しについての回答が「公園等で生活を続けることをゴールと考えるものではありません」ということならば、区長がゴールとしないものについては、その生活を破壊し人権を無視してもいいと考えていることになる。これは怖ろしい考え方だ。区や区長が勝手にゴールと決めたものに合わない人間を排除していいならば、それは恐怖政治である。なお、渋谷区の福祉の現状については、「抗議」の5で述べている。
Dの公園閉鎖にあたっての三井との経緯についての回答は、これまで渋谷区が広報してきたことでしかない。詳細を聞くために質問しているのである。なお、これらの渋谷区見解について批判は「抗議」の4ですでに述べている。
Eの定期借地権契約する以前から三井が公園を独占利用していたことの法的根拠については、回答していない。
Fの「不法に設置された工作物」とした物は、渋谷川遊歩道沿いのテント、との回答である。笑止千万である。主に、これらのテントを設置したのは、2011年2月当時の渋谷区公園課である。宮下公園内に生活している野宿者を移転させるために、渋谷区公園課が、渋谷区の選挙ポスター掲示板などを利用して設置したものである。長谷部区長は、渋谷区自らの行いを「不法」と断ずるつもりか?

わたしたちは、改めて長谷部区長への面談を要求する。
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2017年7月24日月曜日

新宮下公園定期借地権

渋谷区と三井不動産の新宮下公園の定期借地権契約書(2017年6月22日締結)。
批判はおって行います。
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